アサド時代の憲法・国会停止へ=シリア新政権「法の支配」強調 2024年12月13日 14時27分
【イスタンブール時事】シリア暫定政府の報道官は12日、アサド旧政権下で制定された憲法と人民議会(国会)について、2025年3月までとしている暫定政権の任期中は停止する方針を明らかにした。AFP通信の取材に応じた。
報道官は、憲法を精査し修正するため司法と人権に関する委員会を設置すると表明。また、「法の支配」を確立させ、「犯罪に手を染めた者はすべて法に基づき裁かれる」と強調した。法によらない恣意(しい)的な収監などが頻発した旧政権時代の反省が必要だとの認識を示した形だ。