空爆で100人超死亡=ハマス、恒久停戦に固執―ガザ北部 2024年10月30日 06時41分

29日、イスラエル軍の攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの建物(AFP時事)
29日、イスラエル軍の攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの建物(AFP時事)

 【カイロ時事】中東の衛星テレビ局アルジャジーラは29日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの5階建ての集合住宅に空爆を加え、子供を含む少なくとも109人が死亡したと報じた。米国務省のミラー報道官は「恐ろしい結果を伴う恐ろしい出来事だ」と語り、イスラエルに説明を求めたと明らかにした。
 イスラエル軍の激しい攻撃が続く中、イスラム組織ハマスの幹部は29日、ビデオ演説を公開し、「ガザの人々の苦しみに終止符を打ついかなる(停戦)合意も受け入れる」と表明した。ただ、合意が恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤退につながることが条件で、従来の立場に固執した形だ。 

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