西部2州で投票箱に放火か=数百枚焼損、FBI捜査―米大統領選 2024年10月29日 14時32分

28日、米西部ワシントン州バンクーバーで、放火されたとみられる期日前投票用の箱から中身を取り出す人々(ロイター時事)
28日、米西部ワシントン州バンクーバーで、放火されたとみられる期日前投票用の箱から中身を取り出す人々(ロイター時事)

 【ワシントン時事】米西部ワシントン州とオレゴン州で28日、11月5日に迫った大統領選などの期日前投票のために設置された投票箱が相次ぎ燃える事件があった。地元警察や連邦捜査局(FBI)が放火とみて捜査している。米メディアが伝えた。
 ワシントン州バンクーバーで数百枚、オレゴン州ポートランドでは3枚の投票用紙が焼損した。投票箱付近で発火装置が見つかった。ポートランドでは火災直前に不審な車が監視カメラに映っており、当局が行方を追っている。
 バンクーバーは、大統領選と同時実施の連邦議会下院選で民主、共和両党の接戦が予想されている。ワシントン州のインスリー知事は声明で「民主主義に対する攻撃だ」と非難し、投票箱周辺を24時間態勢で警備すると述べた。 

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