イスラエル国会、UNRWA禁止法案を可決=ガザ支援に影響 2024年10月29日 05時16分

 【カイロ時事】イスラエル国会は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内での活動を禁止する法案を賛成多数で可決した。イスラエルが戦闘を続けるパレスチナ自治区ガザへの支援などに深刻な影響が生じる恐れから、日本やイスラエルの後ろ盾である米国などは法案に懸念を表明していた。
 UNRWAは東エルサレムを含むヨルダン川西岸やガザに加え、ヨルダンやレバノン、シリアでパレスチナ難民を対象に人道支援を実施する国連機関。3万人以上の職員は、ほとんどがパレスチナ難民だ。
 イスラエルは「反イスラエル感情を助長している」としてUNRWAとは緊張関係にあった。昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲後は、UNRWA職員が関与していたなどとして、さらに敵対姿勢を強めていた。 

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