ガザ停戦交渉、27日再開見通し=イスラエル高官がカタールへ 2024年10月25日 21時14分
【イスタンブール時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉に関し、イスラエル首相府は24日、対外情報機関モサドのバルネア長官を27日に仲介国カタールの首都ドーハに派遣すると発表した。同じく仲介役を務める米国は、16日のイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏の死亡を交渉を再び軌道に乗せる好機と捉えており、長らく停滞していた交渉が再開する見通しだ。
AFP通信によると、もう一つの仲介国エジプトの高官が24日、首都カイロでハマス側の代表団と会談。ハマス側は「戦闘停止の用意」を表明する一方、イスラエル軍のガザ撤退など従来の要求も繰り返した。ブリンケン米国務長官は「イスラエルが(ガザから)撤収でき、ハマスの再結集を防ぎ、パレスチナ市民が人生を再構築できる」ための新たな案を目指すと表明した。