北朝鮮部隊がロシア西部到着=プーチン氏、派兵否定せず 2024年10月25日 06時44分

24日、ロシア中部カザンで記者会見するプーチン大統領(AFP時事)
24日、ロシア中部カザンで記者会見するプーチン大統領(AFP時事)

 ウクライナ国防省情報総局は24日、同国に侵攻するロシアを支援するため訓練を受けた最初の北朝鮮部隊が「既に前線に着いた」とフェイスブックで発表した。ウクライナが越境作戦を行うロシア西部クルスク州で23日に北朝鮮将兵の存在が確認されたという。
 情報総局によると、ロシア領内に移送された北朝鮮将兵は約1万2000人に上る。うち約500人が士官で、将官は3人。訓練は極東の演習場5カ所で実施され、エフクロフ国防次官が監督しているという。クルスク州に到着した人数について、情報総局は明らかにしていない。
 一方、ロシアのプーチン大統領は24日、中部カザンで行われた新興国グループ「BRICS」首脳会議閉幕の記者会見で、北朝鮮兵士がロシアに派遣されたことを否定しなかった。衛星写真を根拠に北朝鮮による派兵について質問した米NBCテレビの記者に対し、プーチン氏は「写真があるということは何かを反映している」と述べた。北朝鮮兵士の派遣問題でプーチン氏がコメントしたのは初めて。 

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