ベネズエラ野党候補らにサハロフ賞=強権体制との戦い評価―欧州議会 2024年10月24日 21時21分

ベネズエラ大統領選に野党統一候補として出馬したエドムンド・ゴンサレス氏(右)と、野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏=7月25日、カラカス(EPA時事)
ベネズエラ大統領選に野党統一候補として出馬したエドムンド・ゴンサレス氏(右)と、野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏=7月25日、カラカス(EPA時事)

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は24日、人権や民主主義の擁護に貢献した個人や団体をたたえる2024年のサハロフ賞を、7月のベネズエラ大統領選に野党統一候補で出馬したエドムンド・ゴンサレス氏と、野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏に授与すると発表した。授与式は12月18日の予定。
 欧州議会のメツォラ議長は、両氏が正義や民主主義といった価値観を重視し「自由で公正かつ平和的な政権移譲のために戦い続けている」と評価した。
 大統領選を巡っては、強権的なマドゥロ政権が選挙結果に反発した野党への圧力を強め、ゴンサレス氏は9月にスペインに亡命。国連は同月、「政治的迫害による人道犯罪」が行われたとする報告書をまとめた。 

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