原告1人が解決策受け入れ=元徴用工訴訟―韓国 2024年10月23日 17時53分
【ソウル時事】韓国最高裁で日本企業の敗訴が確定した元徴用工訴訟を巡り、韓国政府傘下の財団が日本企業の賠償を肩代わりする解決策を拒否していた原告の梁錦徳さん(94)が、受け入れに転じたことが23日、分かった。韓国外務省当局者によると、梁さんに同日、賠償金相当額と遅延利子が支払われた。
三菱重工業を相手取った訴訟では2018年に原告が勝訴。梁さんは23年3月に韓国政府が提示した解決策受け入れを拒否し、同社の謝罪と賠償を求めてきた。原告の支援団体は23日、梁さんが認知症を患っており、本人の意思による決定なのか不明だとする立場を表明した。