米高官、27日から訪中=「最後の首脳会談」調整か 2024年08月23日 21時13分

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=1日、首都ワシントン(AFP時事)
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=1日、首都ワシントン(AFP時事)

 【北京、ワシントン時事】米ホワイトハウスは23日、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が27~29日の日程で中国を訪問し、王毅共産党政治局員兼外相と会談すると発表した。台湾や南シナ海、北朝鮮問題などを協議する見通しで、関係安定化に向けた対話の維持を確認する。
 サリバン氏の訪中は、2021年のバイデン政権発足後初めて。会談では、軍当局間の対話強化や人工知能(AI)のリスク、中東情勢なども議題に上がる見通し。サリバン、王の両氏は今年1月、タイの首都バンコクで会っていた。
 米中首脳は昨年11月にサンフランシスコで会談して以来会っておらず、今年11月の米大統領選から撤退を表明したバイデン大統領と習近平国家主席の「最後の首脳会談」を調整する可能性もある。11月にはペルーでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、ブラジルで20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が予定されている。 

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