ハリス氏中傷を連続投稿=トランプ氏、敵対心あらわ―米大統領選 2024年08月23日 18時58分

トランプ前米大統領=22日、西部アリゾナ州(AFP時事)
トランプ前米大統領=22日、西部アリゾナ州(AFP時事)

 【ワシントン時事】米民主党のハリス副大統領の指名受諾演説に対し、11月の大統領選を争う共和党のトランプ前大統領は22日、自らのSNSでハリス氏を中傷する投稿を連発した。「口先ばかりで何もしていない」「急進的なマルクス主義者だ」などと批判を繰り返し、敵対心をあらわにした。
 トランプ氏はハリス氏の演説に合わせて連続投稿を開始。「彼女は『新しい道を切り開く』と言ったが、(副大統領としての)3年半の歳月で有害なことしかしていない」と主張したほか、「中間層について話しているが、中間層を壊した張本人は彼女だ」と述べた。
 トランプ氏はさらに、ハリス氏が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記らのような「独裁者」に「擦り寄るつもりはない」と明言したことにも「暴君たちは彼女を笑っている。彼女は弱く、無能だ」とこき下ろした。移民対策を巡っても、「彼女はわが国を侵略する不法移民にわれわれのお金を使いたいのだ」と非難した。
 トランプ氏の選挙陣営も演説に合わせ、「史上最悪の演説だ」と酷評する声明を発表した。さらに「ハリス大統領が誕生すれば、米国は終わりだ」と訴えた。 

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