バイデン米大統領、軍撤退で軟化要求か=イスラエル首相とガザ停戦協議 2024年08月22日 04時33分

バイデン米大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相=7月25日、ワシントン(AFP時事)
バイデン米大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相=7月25日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン、カイロ時事】バイデン米大統領は21日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの停戦交渉について協議した。ガザからの軍撤退を巡り、強硬姿勢を貫くネタニヤフ氏に対し、軟化を迫ったとみられる。
 ホワイトハウスが発表した。バイデン氏は会談で、停戦合意を早期に実現する必要性を強調。交渉では、ガザからの軍撤退を求めるハマスに対し、イスラエル側がガザ南部の対エジプト境界沿いの一帯「フィラデルフィ回廊」などでの軍駐留継続を主張し、平行線をたどっている。
 米国は先週、交渉を仲介するカタールやエジプトと共に、イスラエルとハマス双方の溝を埋める提案を示した。ネタニヤフ氏は19日にエルサレムを訪れたブリンケン米国務長官と会談し、米提案の受諾を表明していた。 

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