カンボジアで邦人12人保護=虚偽求人で渡航、詐欺関与か 2024年08月21日 17時52分
【バンコク時事】高収入をうたった虚偽の求人の文句にだまされてカンボジアに渡航し詐欺などの犯罪への関与を強要された可能性のある日本人12人が現地の警察当局に保護されたことが21日、分かった。関係筋が明らかにした。
同筋によると、12人は、ベトナムと国境を接しカジノ施設があるカンボジア南東部スバイリエン州バベットで保護された。今月3日に3人、7日に9人がそれぞれ保護された。このほかに犯罪に関与した疑いのある数人の日本人が逃走しており、当局は行方を追っている。
カンボジアだけでなく、東南アジアではミャンマーやラオスでも、カジノがある地域を拠点とした国際的な犯罪集団の活動が問題となっている。オンラインで知り合った被害者から投資などの名目で金銭をだまし取る手口が横行。好待遇を約束する求人広告を信じて外国から渡航した後、犯罪集団に協力させられる事例が相次いでいる。