「妻支える」新たな家庭像=ハリス氏の夫エムホフ氏登壇―民主党大会・米大統領選 2024年08月21日 14時15分

20日、米イリノイ州シカゴで開催中の民主党全国大会で演説するハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏(AFP時事)
20日、米イリノイ州シカゴで開催中の民主党全国大会で演説するハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏(AFP時事)

 【シカゴ時事】米民主党大統領候補のハリス副大統領(59)の夫ダグラス・エムホフ氏(59)が20日、シカゴで開催中の党全国大会で演説し、大舞台にデビューした。ハリス氏が当選すれば、米史上初の女性大統領の伴侶「ファースト・ジェントルマン」となる可能性がある同氏。「彼女こそ米国史のこの瞬間にふさわしい大統領になる」と妻を全力で支える考えを示した。
 1964年に東部ニューヨーク州で生まれ、西部カリフォルニア州で弁護士に。ハリス氏とは知人を通じ、2013年に出会った。演説では、当時初めてハリス氏に残したぎこちない留守電の録音を記念日のたびに聴き直すことを明かし、仲むつまじさをのぞかせた。
 正副大統領の配偶者としては、初めてのユダヤ教徒。反ユダヤ主義と戦う声となり、イスラエルに厳しい立場のハリス氏とバランスを取る存在になってきた。
 前妻との離婚は自身の不倫が原因と認めたが、2人の子供との関係は良好なようだ。長男コールさんは20日、父を紹介する動画で「私たちはホワイトハウスの他の家族とは違うかもしれないが、米国の全ての家庭を代表する用意がある」と語った。ハリス氏が指名受諾演説を行う22日は、10年目の結婚記念日に当たるという。 

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