学校空爆で30人死亡=イスラエル軍、仮設病院標的か―ガザ中部 2024年07月27日 19時20分

27日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、イスラエル軍による空爆中に上がる煙(AFP時事)
27日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、イスラエル軍による空爆中に上がる煙(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラの学校を空爆したと発表した。ガザの保健当局はこの空爆で少なくとも30人が死亡し、100人以上が負傷したと明らかにした。
 軍はガザで交戦するイスラム組織ハマスの「司令センター」が敷地内にあったと主張。ハマスは声明で、校内に設置された仮設病院が標的にされたと非難した。ガザでは多くの住民が学校に避難しているが、イスラエル軍はハマスの拠点があるとして、これまでも攻撃を繰り返してきた。
 イスラエル軍はこれより先、ガザ南部ハンユニスの南部地域に退避勧告を出した。軍が住民の避難先として指定していた「人道地域」の一部も含まれる。軍は一帯から「大規模なロケット弾攻撃があった」と説明。「強力な作戦を行う」と警告した。 

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