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　【パリ時事】フランス高速鉄道（ＴＧＶ）網が破壊行為に遭い、パリ五輪開会式直前の２６日にダイヤが大混乱した問題で、仏国鉄（ＳＮＣＦ）は２７日、徹夜で復旧作業を行った結果、一部路線で運転が正常化したと発表した。
　ＴＧＶはパリと地方都市を結ぶ３路線で、線路脇に敷設された保安用の光ファイバーケーブルが切断され、燃やされた。このうち東部路線は２７日早朝に通常運転に戻り、北部路線と南西部路線では通常の７０％程度の本数を１～２時間遅れで運行していく。
　全面復旧は２９日以降の見込み。ＳＮＣＦは２６日の時点で８０万人の足に影響が出ると発表していた。