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　【マニラ時事】フィリピン政府は２７日、同国が実効支配する南シナ海のアユンギン（中国名・仁愛）礁に物資運搬船が同日到着したと発表した。領有権を争う中国側とのトラブルはなかったという。
　南シナ海を巡っては２６日、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連外相会議が開かれているラオスの首都ビエンチャンで、マナロ比外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相が会談し、同海域でのトラブルをこれ以上エスカレートさせないため、「対話」を続けることで合意したばかり。両国が今月２１日、同礁への物資運搬に関し暫定的な合意に達してからも、実行するのは初めてとなる。