ガザ市で約60遺体発見=イスラエル軍撤収後、ハマスは非難 2024年07月13日 05時39分

12日、パレスチナ自治区ガザのガザ市西部で、破壊された国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の建物(AFP時事)
12日、パレスチナ自治区ガザのガザ市西部で、破壊された国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の建物(AFP時事)

 【イスタンブール時事】パレスチナ自治区ガザの当局は12日、イスラエル軍が作戦を終えて撤収を始めた北部ガザ市の二つの地区で約60人の遺体が発見されたと明らかにした。AFP通信などが伝えた。イスラエルと交戦するイスラム組織ハマスの戦闘員か民間人かは不明だが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、大半が女性や子供と報じている。がれきの下にまだ不明者が残されており、遺体は増える可能性があるという。
 イスラエル軍はガザ市の市街地が「危険な戦闘地域」として、10日に同市内の全住民に退避を勧告。ガザ当局によれば、軍は12日午前に二つの地区から撤退を始めた。ハマスは声明で、住民が取り残されている建物に軍が火を放ったと主張。「集団殺害と民族浄化だ」とイスラエルを非難した。 

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