中国空母、西太平洋で訓練=NATO首脳会議けん制か 2024年07月10日 18時41分
【台北、北京時事】台湾国防部(国防省)によると、中国軍機延べ36機が10日、台湾海峡の中間線を越えるなどして西太平洋へ向かい、中国海軍の空母「山東」と訓練を実施した。9日にワシントンで始まった北大西洋条約機構(NATO)首脳会議をけん制した可能性がある。
NATO首脳会議にはパートナー国として日本、韓国、オーストラリアなどインド太平洋の各国が招待された。台湾統一を目指す中国は、インド太平洋地域への関与を強める米国の動きを警戒しており、西太平洋での訓練は、台湾有事の際に沖縄やグアムなどから米軍が展開することを想定しているとみられる。