中国新車、日系3社が前年割れ=EV普及で深まる苦境―1~6月 2024年07月08日 18時38分

中国の電気自動車(EV)メーカーの工場=5月22日、中国江西省南昌
中国の電気自動車(EV)メーカーの工場=5月22日、中国江西省南昌

 【北京時事】日系自動車大手3社の1~6月の中国新車販売台数が8日、出そろった。いずれも前年割れで、3社を合わせた販売台数は前年同期と比べて12.9%減少した。電気自動車(EV)の普及が進む中、ガソリン車を強みとする日本勢の苦境は深まっている。
 トヨタ自動車は10.8%減の78万5000台、ホンダは21.5%減の41万6000台、日産自動車は5.4%減の33万9000台だった。前年割れはいずれも3年連続となる。
 中国市場では日本勢が高いシェアを誇っていたが、EVの普及が進み始めると状況が一変。近年は開発で先行した比亜迪(BYD)などの国産勢が急速にシェアを拡大し、日本勢のシェアは縮小している。 

海外経済ニュース