ウクライナ各地に攻撃、20人死亡=首都にもミサイル 2024年07月08日 17時29分

8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)に上る黒煙(AFP時事)
8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)に上る黒煙(AFP時事)

 【キーウ時事】ロシアは8日午前(日本時間同日午後)、侵攻を続けるウクライナの複数の都市に大規模なミサイル攻撃を加え、ロイター通信によると、全土で少なくとも20人が死亡した。首都キーウ(キエフ)も激しい攻撃を受け、7人が死亡した。最近では最も激しい攻撃とみられる。
 キーウを狙った日中の攻撃は、このところ少なかった。キーウのクリチコ市長はロイターに対し、2022年2月の侵攻開始後で「最悪の攻撃の一つ」と語った。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、X(旧ツイッター)への投稿で「ロシアのテロリストが再びウクライナに大規模なミサイル攻撃を仕掛けてきた」と非難。キーウのほか東部のドニプロやクリブイリフ、クラマトルスクなどが攻撃を受け、さまざまなタイプのミサイル40発以上が撃ち込まれたと明らかにした。
 住宅やインフラ施設のほか、キーウの小児病院も被害を受けたという。ゼレンスキー氏は「ロシアの攻撃を終わらせるため、全世界はあらゆる決意をもって臨まなければならない。プーチン(ロシア大統領)がもたらすのは殺りくだけだ」と批判した。 

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