盧溝橋事件87年で式典=対日批判控えめ―中国 2024年07月07日 18時55分
【北京時事】日中戦争の発端となった盧溝橋事件から87年となった7日、北京市の盧溝橋近くにある中国人民抗日戦争記念館で式典が開催された。国営新華社通信が伝えた。北京市トップの尹力・同市共産党委員会書記が主宰し、遺族や学生ら約500人が参加。昨年に続き、最高指導部メンバーの出席は伝えられていない。
新華社によれば、この日の式典では学生らが抗日戦争の詩を朗読したほか、党をたたえる歌を合唱。欧米と異なる独自の発展様式「中国式現代化」や強国建設の推進を強調した。習近平国家主席は2014年を最後に出席しておらず、近年の対日批判は控えめとなっている。