バイデン氏、討論会後に診察=過密日程改め「もっと休息」―米 2024年07月05日 06時22分

バイデン米大統領=3日、ワシントン(EPA時事)
バイデン米大統領=3日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米主要メディアは4日、バイデン大統領(81)が先月の大統領選テレビ討論会後に医師の診察を受けていたと報じた。バイデン氏が3日の民主党知事団との会合で明らかにし、「体調に問題はない」と説明した。討論会での弱々しい姿が高齢不安に拍車を掛け撤退論も上がる中、党内の動揺を沈静化させようとする狙いがあるとみられる。
 バイデン氏は知事らに対し、スタッフの助言に耳を貸さず無理をしたと説明。「もっと睡眠を取る必要がある」と語り、午後8時以降は日程を組まないなど選挙活動のスケジュールを見直す考えも示した。
 バイデン氏はトランプ前大統領と対決した討論会で、しわがれ声やうつろな様子が目立ち、発言も不明瞭だった。ホワイトハウスは「風邪を引いていた」と説明。政治専門紙ポリティコによると、バイデン氏は討論会後にホワイトハウスの医師による診察を受けた。診察は短時間で、大掛かりな検査は行わなかった。 

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