ハマス、ガザ停戦へ新案提示=イスラエル「内容を精査」 2024年07月04日 15時06分

3日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物を通り過ぎる人(AFP時事)
3日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物を通り過ぎる人(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦するイスラム組織ハマスは3日、停戦に向けた新たな案を仲介国カタールに提示したと明らかにした。内容は不明だが、イスラエルとハマスの双方に対し停戦合意への国際的圧力が強まる中、ハマス側が人質解放などの具体的条件に関し譲歩した可能性がある。
 ハマスは声明で「パレスチナ住民への攻撃を停止する目的で、仲介国にいくつかのアイデアを伝えた」と述べた。
 これに対し、イスラエル首相府と対外情報機関モサドは、ハマスの提案を受け取ったことを認めた上で、「内容を精査している。追って仲介役に回答する」と発表した。AFP通信によると、イスラエルとハマスの溝を埋めるため、米国やカタールが過去数週間、双方と連絡を取っていた。
 ロイター通信によれば、ハマスは3日、最高指導者ハニヤ氏が仲介国のカタールとエジプトのほか、トルコの当局者とも停戦案について協議したと明らかにした。 

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