中国主席、カザフ大統領と夕食=ロシア勢力圏で影響拡大 2024年07月03日 08時20分

2日、カザフスタンの首都アスタナの空港で、トカエフ大統領(左)の出迎えを受ける中国の習近平国家主席(カザフ大統領府提供)(AFP時事)
2日、カザフスタンの首都アスタナの空港で、トカエフ大統領(左)の出迎えを受ける中国の習近平国家主席(カザフ大統領府提供)(AFP時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席は2日、中ロ主導の上海協力機構(SCO)首脳会議が開かれるカザフスタンの首都アスタナを公式訪問した。カザフ側の発表によると、トカエフ大統領と2日に夕食を共にしながら会談。3日の中ロ首脳会談に先んじた形で、ロシアのプーチン大統領は対中関係を重視しながらも、自らの勢力圏とする中央アジアへの中国の影響力拡大に内心穏やかではなさそうだ。
 習氏は2022年9月、ウズベキスタンで行われたSCO首脳会議の直前にもカザフを公式訪問。これがコロナ禍が始まってから初の外遊となり、巨大経済圏構想「一帯一路」を推し進める姿勢を示していた。 

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