宗教行事で雑踏事故、107人死亡=1万人参加、狭い路地に殺到か―インド 2024年07月02日 21時45分

 【ニューデリー時事】インド北部ウッタルプラデシュ州の村で2日開催されたヒンズー教の行事で、信者が一斉に集会場を去ろうとした際、次々に押し倒されるなどし、子供を含む少なくとも107人が死亡した。犠牲者はさらに増える恐れがある。地元メディアが伝えた。
 複数の報道によると、行事は地元の聖職者が主催。約1万人が集まり、大半は女性だったとの情報もある。出口の狭い路地に殺到したことが事故の原因とみられ、当局が捜査を始めた。X(旧ツイッター)には、動かない多くの女性が地面に横たわる様子を映した動画が投稿された。
 同州のアディティヤナート首相はXに、「悲しく、胸が張り裂けるようだ」と投稿。遺族に哀悼の意を示し、救助活動などに全力を挙げるよう関係当局に指示したと強調した。 

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