現職ガズワニ氏が再選=決選待たず圧勝―モーリタニア大統領選 2024年07月01日 07時14分

記者団の取材に応じるモーリタニアのガズワニ大統領=6月29日、ヌアクショット(AFP時事)
記者団の取材に応じるモーリタニアのガズワニ大統領=6月29日、ヌアクショット(AFP時事)

 【ロンドン時事】アフリカ西部のモーリタニアで6月29日に投票が行われた大統領選挙は、30日までの開票作業の結果、現職のガズワニ大統領が再選を確実にした。得票が過半数に達しなければ決選投票となる予定だったが、ガズワニ氏が野党候補アベイド氏ら6人に大差を付けて勝利を決めた。
 独立国家選挙委員会によると、開票率99.9%時点で、ガズワニ氏の得票率は56.1%、次点のアベイド氏は22.1%。投票率(暫定値)は55.4%だった。
 選挙では、汚職撲滅や若者の雇用創出などが争点になった。ガズワニ氏は天然資源開発への投資拡大に取り組み、貧困対策や若者支援の拡充を訴えた。
 ロイター通信によると、アベイド氏は30日に記者会見し、不正があったとして敗北受け入れを拒否した。 

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