アフガン情勢巡り国連主催会議=ドーハで、タリバン初出席 2024年07月01日 01時08分

29日、アフガニスタンの首都カブールで記者会見するイスラム主義組織タリバン暫定政権のムジャヒド報道官(EPA時事)
29日、アフガニスタンの首都カブールで記者会見するイスラム主義組織タリバン暫定政権のムジャヒド報道官(EPA時事)

 【ニューデリー時事】カタールの首都ドーハで30日、アフガニスタン情勢を話し合う国連主催の会議が2日間の日程で始まり、同国の実権を握るイスラム主義組織タリバン暫定政権の代表団が初めて出席した。ただ、国連は「暫定政権の承認に道を開く目的ではない」としている。
 国連のディカルロ事務次長や関係各国のアフガン担当特使らが出席。アフガンの経済問題や麻薬対策などを非公開で協議する見通し。過去2回開かれた同会議で目立った成果はなく、今回何らかの進展があるかは不透明だ。
 開催に先立ち、暫定政権の代表団を率いるムジャヒド報道官は、アフガン女性の人権状況を含む「国内問題は議論されない」と主張した。 

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