「金正恩バッジ」登場=個人崇拝進展か―北朝鮮 2024年06月30日 11時10分

29日、北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会に出席する幹部ら。中央は金正恩総書記=撮影地不明(朝鮮中央通信配信)(AFP時事)
29日、北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会に出席する幹部ら。中央は金正恩総書記=撮影地不明(朝鮮中央通信配信)(AFP時事)

 【ソウル時事】北朝鮮メディアは30日、朝鮮労働党の中央委員会総会に出席した幹部らが金正恩総書記の顔が描かれたバッジを胸に着けている写真を配信した。正恩氏への個人崇拝を進める狙いがあるとみられる。
 韓国メディアによると、公式行事で党幹部による「金正恩バッジ」着用が確認されたのは初めて。これまでは正恩氏の祖父、故金日成主席と父、故金正日総書記の2人の顔が描かれたバッジを胸に着けてきた。
 聯合ニュースによれば、北朝鮮は1970年代に金日成氏の肖像が描かれたバッジの製作を本格的に始めた。金正日氏の死後は、同氏と金日成氏の2人の肖像が描かれたバッジを住民に配った。正恩氏のバッジも2012年から作られたとされるが、党幹部の行事での着用は確認されていなかった。 

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