民主派14人に有罪判決=国安法裁判で最大規模―香港高裁 2024年05月30日 17時19分

 【香港時事】香港高等法院(高裁)は30日、民主派47人が香港国家安全維持法(国安法)の国家政権転覆共謀罪に問われた事件で、否認した16人のうち14人に有罪判決を言い渡し、2人を無罪とした。残りの31人は罪を認めている。量刑は後日言い渡され、最高刑は終身刑。
 47人は、2020年9月に予定された立法会(議会)選挙に向け、民主派が同年7月に候補者調整の目的で実施した「予備選」の関係者。立法会選で過半数議席を獲得して政府予算案の否決を繰り返し、政府トップの行政長官を辞任に追い込もうとしたとして、21年2月に起訴された。
 この裁判は、20年6月に施行された国安法関連としては最大規模。罪を認めた被告には、服役中の民主活動家、黄之鋒氏(27)も含まれている。 

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