福岡の高校生、世界水フォーラムで発表=地元河川の環境改善訴える―インドネシア 2024年05月21日 18時32分

21日、インドネシアのバリ島で開かれている世界水フォーラムで、プレゼンテーションする福岡県の高校生田中佑樹さん(引率教諭提供・時事)
21日、インドネシアのバリ島で開かれている世界水フォーラムで、プレゼンテーションする福岡県の高校生田中佑樹さん(引率教諭提供・時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシアのバリ島で開かれている第10回世界水フォーラムで21日、福岡県の高校生が環境問題について英語でプレゼンテーションを行った。九州大の学生と一緒に参加し、一人で約5分間、地元の筑後川で50種類以上の魚が絶滅にひんしている実態などを訴えた。
 プレゼンテーションしたのは、福岡県久留米市に住む私立高校1年の田中佑樹さん(15)。同市を流れる筑後川と共に育った田中さんは、川と人とのつながりを自然に考えるようになったという。今回は、探究教育活動を重視する高校の方針もあり、大舞台で発表に臨む機会を得た。
 会場となった日本パビリオンで強調したのは、環境が悪化している筑後川の状態をいかに改善していくかという点。平易な単語を使い、できるだけ多くの人に理解してもらえるよう努めたという。
 大役を終えた田中さんは「環境のためにいろいろなことをしている人に出会い、いい刺激を受けた。地元についてプレゼンできたのもよかった」と話した。 

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