カシミール中心都市で投票=自治権剥奪後初、与党擁立見送り―インド総選挙 2024年05月13日 16時11分

13日、インド北部カシミール地方スリナガルの投票所で、投票した印のインクを指に塗られる有権者(手前)
13日、インド北部カシミール地方スリナガルの投票所で、投票した印のインクを指に塗られる有権者(手前)

 【スリナガル(インド北部)時事】インド北部カシミール地方の中心都市スリナガルで13日、総選挙の投票が行われた。同市のあるジャム・カシミール州が2019年に自治権を剥奪され、連邦直轄地となって以来初の国政選挙。カシミール地方は隣国パキスタンとの係争地で、結果が地域情勢に影響を与える可能性もある。
 自治権剥奪を主導したモディ首相率いる与党インド人民党(BJP)に対する地域住民の不信感は根強い。BJPは今回、スリナガルを含むカシミール地方の三つの選挙区で候補者を擁立していない。当選の見込みが薄いと判断したとみられ、地元報道によるとBJPは「愛国的」な地域政党の支援に回った。 

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