ブラジル豪雨、死者100人=州都は水没、被害額1400億円 2024年05月09日 09時09分

8日、ブラジル南部リオグランデドスル州の州都ポルトアレグレで、冠水した地域をパトロールする兵士ら(AFP時事)
8日、ブラジル南部リオグランデドスル州の州都ポルトアレグレで、冠水した地域をパトロールする兵士ら(AFP時事)

 【サンパウロ時事】ブラジル南部リオグランデドスル州を4月末から襲った豪雨で、州政府は8日、死者が100人に達したと発表した。行方不明者も130人に上り、犠牲者は増える恐れがある。州都ポルトアレグレは多くの地域が洪水に見舞われる深刻な被災状況で、州全体の被害額は46億レアル(約1400億円)と推計されている。
 州政府によると、8日時点の負傷者は374人。家を追われた被災者は16万人を超える。ポルトアレグレの空港は滑走路が冠水して閉鎖。道路は川のようになり、不明者の捜索などでボートを使用している。飲料水や食料が不足している住民には救援物資が届き始めた。今週末には、さらに雨が降ると予報されている。 

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