ロシア大統領就任式、対応分かれる=米不参加、EU7カ国出席か 2024年05月07日 08時54分

プーチン・ロシア大統領=4月25日、モスクワ(AFP時事)
プーチン・ロシア大統領=4月25日、モスクワ(AFP時事)

 【ロンドン、ワシントン時事】7日に行われるプーチン・ロシア大統領の就任式への対応が各国で分かれている。米国務省のミラー報道官は6日の記者会見で、「米国の代表は出席しない」と不参加の意向を示した。一方、欧州ではフランスの駐ロシア大使が出席するほか、ハンガリーやスロバキアも代表を派遣する。
 ロイター通信などによると、就任式に英国やドイツ、バルト3国などは欠席する。外交筋によれば、欧州連合(EU)加盟27カ国のうち7カ国が出席する見込みという。EU加盟国のうちハンガリーのオルバン首相はロシアに融和的で、親ロシア姿勢を見せるスロバキアのフィツォ首相も対ウクライナ武器供与停止を表明している。
 ミラー氏は、3月に行われたロシア大統領選に関し「自由で公正であったとは見なしていない」と指摘し、正当性に疑問を呈した。一方で、「彼はロシアの大統領であり、その職を続けていく」と語り、指導者としての立場を認めた。 

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