商社投資「非常に満足」=アップル株は追加売却―バフェット氏 2024年05月05日 16時23分

 【ニューヨーク時事】米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは4日、中西部ネブラスカ州オマハで年次株主総会を開いた。バフェット氏は日本の総合商社への投資について、「非常に満足している」と強調。食品からエネルギーまで幅広い事業を手掛ける商社を改めて評価した格好だ。
 一方、バークシャーが同日公表した2024年1~3月期決算によると、IT大手アップルの株式を昨年に続き売却した。
 バークシャーは20年、三菱商事など五大商社の株を保有していることを公表。各社の保有比率は足元で約9%に達したと説明している。バフェット氏は「(投資は)非常に説得力があり、可能な限り早く株を取得した」と語った。同氏が昨年、商社株を買い増す方針を示して以降、各社の株価は高水準を維持している。
 今年3月末時点のアップル株の保有時価は1354億ドル(約21兆円)で、1~3月期に同社株を1割程度手放した。今回は売却益にかかる税率が上がるとの見方を背景に売ったが、同社への評価は変わっていないとした。 

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