就労目的男性の出国、一時停止=徴兵逃れ防ぐ狙いか―ミャンマー 2024年05月03日 21時53分

 【バンコク時事】クーデターで実権を握ったミャンマー国軍が、海外での就労を希望する男性の渡航許可証の発行を一時停止したことが3日、労働省への取材で分かった。期間は不明で、徴兵制から逃れる動きを防ぐ狙いもあるとみられる。
 労働省幹部は時事通信の取材に対し、1日から渡航許可証の発行を停止していることを認めた上で、「海外渡航希望者への審査により時間をかけるためで、一時的な措置だ」と強調した。
 国軍は2月、少数民族武装勢力との戦闘で劣勢となる中、兵員確保を目的に18歳以上の男女を対象とした徴兵制の実施を発表。その後、若者がタイや日本など海外で働くために出国する動きが活発化している。 

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