豪、Xに刺傷画像の削除要求=マスク氏は「検閲」と反論 2024年04月23日 17時11分

X(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏=13日、ロサンゼルス(AFP時事)
X(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏=13日、ロサンゼルス(AFP時事)

 【シドニー時事】オーストラリア政府のインターネット監視機関「電子安全委員会」は23日、声明を出し、先にシドニーの教会で発生した刺傷事件の画像をX(旧ツイッター)が掲載し続けているのは「有害」だとして、直ちに削除するよう求めた。これに対し、Xのオーナーのイーロン・マスク氏は「検閲だ」と反論し、法廷で全面的に争う姿勢を示した。
 15日の事件では礼拝中の聖職者らが刺されて負傷し、その模様を捉えた画像がSNSで拡散。電子安全委は16日、「画像は過激で暴力的」としてSNS各社に削除を求め、Xを除く社は従った。
 同委はXでの問題の画像を表示停止とする仮処分を連邦裁判所に申請し、裁判所は22日、これを認めた。また同委は、Xが要求に従わない場合に1件当たり最高78万2500豪ドル(約7800万円)の罰金を科すと警告した。 

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