差し戻し審で無罪確認=「帝国の慰安婦」裁判―韓国 2024年04月12日 18時23分

韓国・世宗大の朴裕河名誉教授=2017年1月、ソウル(EPA時事)
韓国・世宗大の朴裕河名誉教授=2017年1月、ソウル(EPA時事)

 【ソウル時事】著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損(きそん)罪に問われた韓国・世宗大の朴裕河名誉教授の差し戻し審で、ソウル高裁は12日、無罪を言い渡した。最高裁が昨年10月に二審の有罪判決を破棄し「無罪の趣旨だ」として差し戻しており、この判断を確認した形。
 元慰安婦らは2014年、「日本軍と同志的な関係にあった」などの表現で名誉が傷つけられたとして、朴氏を刑事告訴。検察が15年に在宅起訴し、二審のソウル高裁は17年、罰金刑を下した。最高裁は「学問的主張や意見の表明だ」として罪は成立しないと判断し、二審の判決を破棄していた。 

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