2日の発射は「火星16ナ」=北朝鮮、新型極超音速ミサイルと主張 2024年04月03日 19時09分

新型中長距離弾道ミサイル「火星16ナ」型の試射=2日、平壌郊外(朝鮮通信・時事)
新型中長距離弾道ミサイル「火星16ナ」型の試射=2日、平壌郊外(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は3日、北朝鮮が2日に固体燃料式で極超音速弾頭を搭載した新型中距離弾道ミサイル「火星16ナ」の発射実験に成功したと報じた。日韓が2日に捉えていた弾道ミサイルを指すとみられる。金正恩朝鮮労働党総書記が現地指導し、「威力ある戦略攻撃兵器が生まれた」と語った。
 極超音速ミサイルは音速の5倍(マッハ5)以上で変則飛行するため、探知や迎撃が難しいとされる。また、固体燃料式は燃料の注入に時間がかかる液体燃料式に比べ、短時間で発射が可能だ。
 正恩氏は「すべてのミサイルを固体燃料化し、弾頭の制御を可能にし、核兵器化することが実現した」と強調。「驚異的成果は、核戦争抑止力の向上において大きな変化をもたらす」と述べた。 

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