独軍幹部の会議、ロシアが傍受か=国防相「情報戦」と非難 2024年03月04日 07時47分

3日、ベルリンで声明を発表するドイツのピストリウス国防相(AFP時事)
3日、ベルリンで声明を発表するドイツのピストリウス国防相(AFP時事)

 ウクライナへの軍事支援に関するドイツ空軍幹部の会議がロシアに傍受された可能性が浮上し、波紋が広がっている。ピストリウス独国防相は3日、「プーチン(ロシア大統領)による情報戦の一環だ。われわれの結束を弱めようとしている」と非難した。ロイター通信などが伝えた。
 報道によると、ロシア国営テレビRTの編集長は1日、独軍が2月19日に行ったビデオ会議の内容だとする約38分間の音声データをSNSに投稿した。
 音声では、ロシアが占領するウクライナ南部クリミア半島への攻撃や、ウクライナ兵の訓練について参加者が協議。ショルツ独政権が公式には否定してきた射程500キロの長距離巡航ミサイル「タウルス」のウクライナ供与に関しても、その可能性や効果が話し合われていた。 

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