多数の負傷者「銃撃受けた」=ガザの100人超死亡―国連 2024年03月02日 14時31分

パレスチナ自治区ガザ市のシファ病院でけが人の間に座る女性(中央)=2月29日(AFP時事)
パレスチナ自治区ガザ市のシファ病院でけが人の間に座る女性(中央)=2月29日(AFP時事)

 パレスチナ自治区ガザ北部で2月29日、支援物資を待っていた100人以上が死亡、多数が負傷した問題で、国連のドゥジャリク事務総長報道官は1日、「銃撃による負傷者が多数いた」と明らかにした。負傷者らが搬送された北部最大のシファ病院を訪れた国連チームの報告という。
 ガザの保健当局は、イスラエル軍の発砲で多数が犠牲になったとして「大虐殺だ」と非難。イスラエル軍は、支援物資を積んだトラック付近の群衆に警告射撃をしたことを認めたものの、死傷者が出たのはトラックに人々が殺到し、折り重なって倒れたり車両にひかれたりしたためだと主張している。 

海外経済ニュース