オスプレイ飛行停止解除へ=米軍幹部、来週にも来日―報道 2024年03月02日 07時55分

米空軍輸送機のCV22オスプレイ=2019年10月、ブダペスト(EPA時事)
米空軍輸送機のCV22オスプレイ=2019年10月、ブダペスト(EPA時事)

 【ワシントン時事】米メディアは1日、米国防総省が輸送機オスプレイの飛行停止を来週にも解除すると報じた。米軍は鹿児島県の屋久島沖で昨年11月に発生した墜落事故を受け、世界全域でオスプレイの飛行を一時停止していた。
 報道によると、オスプレイに対する世論が悪化している日本に関し、米軍は日本側と協議するまで飛行を再開しない方針。米軍幹部が来週にも訪日し、防衛省などに飛行再開計画を直接説明するという。
 屋久島沖の事故では空軍のCV22オスプレイが墜落し、搭乗していた米兵8人が死亡した。米軍は操縦ミスではなく機体の不具合が原因だったとして、昨年12月から世界中で保有する400機以上の飛行を停止した。
 米軍は今年2月、機体の故障部位を特定したが、故障の原因は明らかになっていないと説明。NBCテレビは、プロペラのギアボックスに不具合が生じた可能性が高いと報じていた。 

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