マルルーニー元カナダ首相死去=84歳、NAFTA署名 2024年03月01日 12時22分

カナダのマルルーニー元首相=2009年5月、オタワ(AFP時事)
カナダのマルルーニー元首相=2009年5月、オタワ(AFP時事)

 ブライアン・マルルーニー氏(元カナダ首相)米メディアによると29日、フロリダ州パームビーチの病院で死去、84歳。親族がX(旧ツイッター)で発表した。死因は明かされていないが、昨年前立腺がんの治療を受け、心臓も患っていた。
 加ケベック州生まれ。聖フランシスコ・ザビエル大で政治学を学んだ後、企業の顧問弁護士や実業家を経て政治家に転身。進歩保守党の党首として84年の総選挙で自由党政権に勝利し、首相に就任した。対外開放路線を推し進め、88年、米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結。92年にはメキシコも加えた北米自由貿易協定(NAFTA)に署名した。93年まで9年間、長期政権を維持した。 

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