オースティン長官極秘入院に「悪意なし」=米国防総省が報告書 2024年02月27日 07時33分

オースティン米国防長官=1日、ワシントン郊外(AFP時事)
オースティン米国防長官=1日、ワシントン郊外(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国防総省は26日、オースティン国防長官の極秘入院に関する報告書を公表した。報告書は「悪意などの証拠は見当たらなかった」とし、入院を隠蔽(いんぺい)する意図はなかったと結論付けた。
 オースティン氏は昨年12月に前立腺がんの手術のために入院。直後に退院したものの、今年1月1日に手術に伴う合併症を発症し、緊急入院した。しかし、ホワイトハウスへの報告は同月4日で、公表は5日だった。必要な情報が共有されず、危機管理に批判が強まった。
 報告書は、入院が省内や政府内で共有されなかったのは、健康状態に関するプライバシーに配慮したためだと指摘。「側近たちが知り得た情報を詮索したり、共有したりすることをためらった」と説明した。 

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