WTO閣僚会議、UAEで開幕=紛争解決制度の改革議論 2024年02月26日 20時57分

 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が26日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開幕した。会議では機能停止に陥っている紛争解決制度の改革や、乱獲を助長する漁業補助金の削減などについて議論する。
 保護主義が世界各地で台頭する中、協議は難航する可能性が高く、多角的貿易体制の中核を担うWTOの存在意義を示せるかが焦点となる。
 オコンジョイウェアラ事務局長は開幕式典で、合意形成に向け「かなりの作業が残っている」と述べながらも、具体的な成果を打ち出す意欲を示した。
 この日、コモロと東ティモール両国のWTOへの加盟を正式に採択。加盟国・地域は166になる。 

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