月の裏側でサンプル採取へ=中国「成功なら世界初」 2024年02月26日 19時21分

月の裏側着陸に世界で初めて成功した中国の無人探査機「嫦娥4号」=中国国家宇宙局が2019年1月提供(AFP時事)
月の裏側着陸に世界で初めて成功した中国の無人探査機「嫦娥4号」=中国国家宇宙局が2019年1月提供(AFP時事)

 【北京時事】中国の宇宙開発を担う国有企業「航天科技集団」は26日、今年の打ち上げ予定を説明する中で「世界で初めて月の裏側でサンプルを採取する」と明らかにした。中国は2019年、無人探査機「嫦娥4号」を月の裏側に着陸させる難しいプロジェクトに、世界で初めて成功している。
 サンプル採取は、今年上半期に打ち上げ予定の探査機「嫦娥6号」を使って行う。中国の探査機では20年、嫦娥5号が月の表側でドリルやロボットアームを使って土壌を採取。これまでの探査で培った技術を嫦娥6号に生かす方針だ。 

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