ツバル新首相にテオ氏=台湾との関係揺らぐ 2024年02月26日 16時48分

 【シドニー時事】南太平洋の島国ツバルの国会は26日、新首相に法律家出身のフェレティ・テオ氏を全会一致で選出した。ツバルは台湾と外交関係を持つ12カ国の一つだが、1月の総選挙で親台湾派のナタノ首相(当時)が落選。議員らの間には、中国との国交樹立を視野に外交政策の見直し論が出ており、台湾との関係が維持されるかどうかは不透明だ。
 テオ氏は、ツバルの司法当局幹部や地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」の漁業部門責任者などを歴任。台湾との外交関係については、現時点でスタンスを明確にしていない。一方、台湾のアンドルー・リン駐ツバル大使はAFP通信に対し、「台湾との関係は堅固で永続的だという確証を新首相から得た」と説明した。 

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