ガザ休戦協議、開始=「戦後」も治安管理の構想―イスラエル 2024年02月24日 07時32分

23日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、イスラエル軍の攻撃を受け破壊されたモスク(イスラム礼拝所)で金曜礼拝を行う人々(AFP時事)
23日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、イスラエル軍の攻撃を受け破壊されたモスク(イスラム礼拝所)で金曜礼拝を行う人々(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の休止と拉致された人質の解放を巡り、パリで23日、関係国代表者の協議が行われた。情報筋はロイター通信に「進展するという楽観的な兆候が芽生えている」と語った。しかし、協議には時間を要するとの見方もある。
 会合には、イスラエル、米国、カタール、エジプトの代表者が出席。イスラエルのメディアは、ハマスが解放する人質と引き換えに釈放されるパレスチナ囚人の人数や戦闘休止期間に関し、イスラエル側が態度を軟化させる可能性があると伝えた。ただ、ハマスが求めてきた無期限の停戦については、拒否する姿勢を変えないという。
 ハマスは先に、エジプト当局者と首都カイロで戦闘休止に関する協議を終え、パリでの会合の結果を待っているという。具体的内容は不明ながら、ハマスが譲歩を示したと伝えられていた。 

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