「史上最高齢犬」の記録剥奪=31歳に証拠なし―英ギネス 2024年02月23日 09時32分

ギネス認定証の隣に座る「ボビ」=撮影日不明(英ギネスワールドレコーズ社提供・時事)
ギネス認定証の隣に座る「ボビ」=撮影日不明(英ギネスワールドレコーズ社提供・時事)

 【ロンドン時事】英ギネスワールドレコーズ社は22日、ポルトガルで昨年10月に31歳で死んだ犬の「ボビ」について、「史上最高齢」の記録を剥奪したと発表した。ボビの年齢を巡っては、信ぴょう性への疑問が浮上し、ギネス社が再審査していた。
 ギネス社によると、ボビの年齢の根拠だったポルトガル政府のデータ登録には、2008年以前に生まれた犬の場合、年齢証明を必要としなかったことが判明。ほかに生年月日を証明する決定的証拠がないことから、「ボビを記録ホルダーとしてとどめることはできない」と結論付けた。
 ボビは「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種で、平均寿命は12〜14歳という。ポルトガルのデータベースに1992年5月11日生まれと登録されており、昨年2月に最高齢の犬としてギネス認定された。同10月、31歳165日の記録を残して死んだ。 

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