イスラエル、戦闘休止協議に代表団派遣へ=ガザ攻撃継続、爆撃で23人死亡 2024年02月23日 09時31分

22日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、イスラエル軍の空爆後に住宅のがれきの中から行方不明者を捜す人々(EPA時事)
22日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、イスラエル軍の空爆後に住宅のがれきの中から行方不明者を捜す人々(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエルのメディアは22日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘休止に向けた関係国による協議に、イスラエル戦時内閣が代表団を派遣することを決めたと報じた。休止期間や、ハマスに拉致された人質とパレスチナ囚人の交換について、詳細を詰めるとみられる。
 パリで開かれる協議には、米国、カタール、エジプトの情報機関のトップらが出席する見通し。イスラエルのガラント国防相は22日、同国を訪問した米国家安全保障会議(NSC)のマクガーク中東・北アフリカ担当調整官と会談し、「人質奪還の取り組み」について集中的に話し合った。
 ガラント氏はまた、ガザ中部・南部に残るハマスの部隊を解体する重要性も強調した。ガザ中部では22日、家屋がイスラエル軍の爆撃を受け、少なくともパレスチナ人23人が死亡したと伝えられている。死者数は増えるとみられる。
 パレスチナ保健当局は22日、イスラエル軍に占拠されたガザ南部ハンユニスのナセル病院について、軍部隊がいったん撤収したものの、再び急襲したと発表した。 

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