国連改革の必要性で一致=G20外相会合、閉幕―ブラジル 2024年02月23日 05時48分

22日、ブラジル南東部リオデジャネイロで、20カ国・地域(G20)外相会合の閉幕に当たり記者会見するビエイラ外相(AFP時事)
22日、ブラジル南東部リオデジャネイロで、20カ国・地域(G20)外相会合の閉幕に当たり記者会見するビエイラ外相(AFP時事)

 【リオデジャネイロ時事】ブラジル南東部リオデジャネイロで開かれていた20カ国・地域(G20)外相会合は最終日の22日、国連など国際機関を改革する必要があるという認識で一致して閉幕した。議長を務めたビエイラ外相が閉幕後に声明を読み上げた。声明は、特に国連安全保障理事会に「新たな常任理事国と非常任理事国を加える」ことを伴う改革について議論を進める必要があると指摘した。
 今回の会合では、国連総会に合わせて9月にニューヨークで2回目のG20外相会合を開くことも承認された。G20以外の国連加盟国を交えて幅広い改革議論につなげたい考えだ。日本はブラジルなどと連携して安保理改革を求めてきており、議論に弾みがつくか注目される。 

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